Netflix)ナルコス:メキシコ シーズン1と麻薬戦争について

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麻薬戦争を題材にした映画やドラマはいくつかありますが、Netflixで見た「ナルコス(NARCOS)」はかなりハマりました。ハマった理由は物語の面白さもありますが、なんといってもノンフィクションである事が大きな理由です。そんなナルコスですが、「ナルコス:シーズン1」がいよいよ11月中旬に配信されるという話が出てきました。

そこで今回は、メキシコに舞台を移す「ナルコス:メキシコ シーズン1」を見る前におさらいしておきたい、これまでのナルコスとコロンビア&メキシコの麻薬戦争について解説していきたいと思います。

直接的なネタバレ記事ではありませんが、一部、歴史について触れているのでネタバレになる部分もあります!

「ナルコス(Narcos)」とは

ナルコスはゴールデングローブ賞にノミネートされるなど、世界的にも大ヒットを記録している麻薬戦争を描いた海外ドラマですが、話がリアルすぎて内容が少し難しいという声もちらほら。

個人的には難しいとは感じませんが、なんせ聞き慣れない人名が多くて、時々戻って確認しないと誰だったかわからなくなることはありました。

なんですかねー。アメリカの人名でしたら「ジョン」とか「スミス」とか。
なんとなく聞き馴染みもある人名が多いように感じるのですが、ナルコスの舞台は南米コロンビアだからか、人名も「ロドリゲス」とか「パチョ」とか「マリッツァ」とか。

んー。聞いたこともある響きだけど聞き慣れない。

あと、ナルコスは麻薬戦争を描いている内容なので、まぁーよく亡くなります。
なので、せっかく覚えた名前の人も殺されて、また聞き馴染みのない人が次々と登場するので覚えきれなくなります(笑)。

あとは、コロンビアやメキシコの聴き馴染みのない土地の名前(州)も手伝っているのかも。

前置き長くなりましたが、今回はナルコス:メキシコ シーズン1が始まる前におさらいしたい、麻薬戦争について解説していきたいと思います。

ノンフィクションであるリアルさが魅力

ナルコスはコロンビアにおける麻薬戦争を描いた海外ドラマで、「ナルコス シーズン1」と「ナルコス シーズン2」はパブロ・エスコバルが主役として描かれていました。

そして、物語の視点としては実際に実在するDEA(アメリカ麻薬取締局)の「スティーブ・マーフィー」の視点で描かれてきました。

世界的に有名な麻薬王であるパブロ・エスコバルですが、史実に基づいて製作されているのでナルコス シーズン2には史実通り、射殺されてしまいました。

ナルコス シーズン3からはパブロ・エスコバル亡き後のコロンビアの派閥争いや麻薬戦争について描かれます。

ドラマ冒頭では「事実に基づいて着想された内容である」ことを付け加えているので、一部は史実に基づいて制作されていますが、一部では史実に着色されたフィクションである部分もあります。

因みに、マフィアの殺害方法は非常に残酷な方法(特に報復や警告の場合)です。ナルコスでも結構リアルに描かれていますので、ややグロテスクな模写が苦手という方はダメかも。

「ナルコス」の意味

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実は「ナルコス シーズン2」が配信されたばかりの2016年9月時点で、すでに「ナルコスシーズン3」と「ナルコス:メキシコ シーズン1」の制作が決定していましたが、いよいよ「ナルコス:メキシコ シーズン1」の配信が迫ってきているようです。(アメリカでは2018年11月16日配信決定なので、この辺りに配信ですね)が配信されました!

「ナルコス」は麻薬戦争を描いたNetflixのオリジナルドラマで、個人的には「パブロ・エスコバルの物語」というイメージも強いですが、「ナルコス(ナルコ)」の意味は「麻薬」を意味しています。

元々は麻薬を意味する略語として使われていた「ナルコ」ですが、現在では麻薬中毒者や麻薬ディーラーを指す言葉として、複数形の「ナルコス」と呼ばれているようです。

そのため、ナルコスは「麻薬」を題材とした物語であり、パブロ・エスコバルだけをクローズアップした物語ではないのです。

ナルコス:メキシコ シーズン1の舞台は「メキシコ」

とはいえ、世界における「ナルコ」に関わる物事を辿っていくと、必ずコロンビアのゴッドファーザーであるパブロ・エスコバルに行き着くと言っても間違いではありません。

麻薬戦争を描く上でパブロ・エスコバルの生涯を描くことは必須と言えるでしょう。

「ナルコス シーズン1」「ナルコス シーズン2」はパブロ・エスコバルの生涯について描かれてきました。

「ナルコス シーズン3」ではパブロ・エスコバル亡き後のコロンビアの一大勢力となる「カリ・カルテル」について描かれ、メキシコの麻薬組織についても少しずつ触れられていました。

そして、新たに配信されるナルコス:メキシコ シーズン1(NARCOS:MEXICO)の舞台となるのは、どうやらメキシコの麻薬戦争についてのようです。

パブロ・エスコバルの影響の大きさ

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By Colombian National Police – Colombia National Registry; Colombian National Police, パブリック・ドメイン, Link

ナルコス:メキシコ シーズン1の舞台はメキシコの「グアダラハラ」という場所。

そして、ナルコスも「コロンビア」から「メキシコ」へと物語が移っていき、パブロ・エスコバルの関わりも薄くなるかと思いきや、メキシコにおいてもパブロ・エスコバルの影響は絶大です。

そのため、国は違えど、パブロ・エスコバル無くしてはメキシコの麻薬戦争も語れないものとなっています。

メキシコのグアダラハラは、メキシコのゴッドファーザーと呼ばれる「ミゲル・アンヘル・フェリクス・ガジャルド」が拠点とする場所。

1980年代には「グアダラハラ・カルテル」と呼ばれ、メキシコのカルテルを束ねる大ボスとして君臨していました。

メキシコの麻薬王「エル・チャポ」と「ミゲル・アンヘル」

メキシコの麻薬王と言えば、日本で有名なのは「エル・チャポ」の呼称で知られる「ホアキン・グスマン」ではないでしょうか。
エル・チャポは脱獄王としても有名ですね。

ナルコス:メキシコ シーズン1で主役であると考えられている、メキシコのゴッドファーザー「ミゲル・アンヘル・フェリクス・ガジャルド」は、この有名なエル・チャポが仕えているマフィアの大ボス。

ミゲル・アンヘルはコロンビアのゴッドファーザー「パブロ・エスコバル」と手を組み、メキシコの麻薬取引の玄関口となってメキシコを牛耳る存在となります。

そんな大ボスを通り越して、直接パブロ・エスコバルと交渉したのがエル・チャポこと「ホアキン・グスマン」なのです。

Netflixでもこのホアキン・グスマンの一生について描かれている「エル・チャポ」が配信されていますが、ドラマ「エル・チャポ」の中でもパブロ・エスコバルが描かれています。

このように、パブロ・エスコバルはコロンビアだけでなく、メキシコにおける麻薬取引でも大きな存在感を示す存在だったのです。

「エル・チャポ」もおすすめ


ここまで簡単に説明してきましたが、どうでしょうか?

私的なおすすめとしては、

「ナルコス」のシーズン1、シーズン2

「エル・チャポ」のシーズン1〜シーズン3くらいまで一気観

「ナルコス」のシーズン3、ナルコス:メキシコ シーズン1

という流れで見ると、なんとなくコロンビア〜メキシコ間の黒歴史が見えるのかも?と思います。あ、ネットフリックス加入の方に限られますが。

そして、新たに始まるナルコス:メキシコ シーズン1の舞台はメキシコとなりますので、コロンビアの麻薬戦争を描いたナルコス シーズン1〜シーズン3までとは別の時間枠で描かれます。

ナルコス:メキシコ シーズン1の時代背景は

具体的には、メキシコの麻薬取引が活発化し始め、グアダラハラ・カルテルが誕生する1980年代となりますので、ちょうどナルコス シーズン1の途中あたりでしょうか。時系列で見ると、

  • ナルコス シーズン1:1970年代〜1992年
  • ナルコス シーズン2:1992年〜1993年
  • ナルコス シーズン3:1993年〜
  • ナルコス:メキシコ シーズン1:1970年代〜1980年代、1990年代も?

という感じですね。

例えば、「エル・チャポ」シーズン1(エピソード1)では、「ナルコス」シーズン3(エピソード3)に「空の王」こと「アマド・カリージョ・フエンテス」が登場します。

このアマドという人物は、「ナルコス:メキシコ シーズン1」でも登場するメキシコの麻薬ビジネス界の大物の一人、ドン・ネトこと「エルネスト・フォンセカ・カリージョ」の甥にあたる人物で、1990年代のフアレス・カルテル(メキシコ)のボスである人物です。

コロンビアではパブロ・エスコバルが一時代を築き上げた1980年代ですが、メキシコにおける麻薬ビジネスは、1980年代ではまさにこれからという時代。

ナルコス:メキシコ シーズン1は、メキシコにおける麻薬ビジネスの最盛期を迎える少し前から話が始まるようですね。

ナルコス:メキシコ シーズン1のキャスト


ナルコス:メキシコ シーズン1のキャストは「ナルコス」のシーズン1〜シーズン3までのキャストとほぼ総入れ替えになる形となりました。
舞台がメキシコなので、当然といえば当然なのですが。

中でも残念なのがDEA捜査官のペーニャが登場しないということですが、史実ではペーニャはカリ・カルテルの捜査に関わっていなかったようなので、実際にはシーズン2のタイミングでいなくなっているキャラクターのはずだったようです。

とはいえ、「ナルコス」シリーズの重要キャラクターはナルコス:メキシコ シーズン1でも少しだけ登場しますのでお楽しみに!

そんなこんなで、「ナルコス:メキシコ シーズン1」では新たな魅力的なキャラクターが登場します。

その一部をさらっとご紹介していきたいと思います。

ミゲル・アンヘル / ディエゴ・ルナ


メキシコにおける麻薬ビジネスで、ボスの中のボスと称されるゴッドファーザー「ミゲル・アンヘル」を演じるのが、メキシコの俳優「ディエゴ・ルナ(Diego Luna)」さん。

かなりイケメンなディエゴさんですが、実際のミゲル・アンヘルとはだいぶ違います!

主な主演は2004年「ターミナル」、2013年「エリジウム」、2016年「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」など。

因みに前妻はかなり可愛い方(Camila Sodi)です(笑)

キキ / マイケル・ペーニャ


DEAの特別捜査官で潜入捜査官 キキことエンリケ・カマレナ・サラザールを演じるのが、「マイケル・ペーニャ(Michael Pena)」さん。

マイケル・ペーニャは両親がメキシコからの移民とのことなので、アメリカの俳優さんですが血はメキシコの方という事になりますね。

主な主演は2006年「ワールド・トレード・センター」、2007年「ザ・シューター/極大射程」、2014年「フューリー」、2015年「アントマン」など多数。

ハリウッドを代表する俳優さんの一人でもありますね。

史実を見ると確認できますが(ネタバレになりそうなので触れませんが)、ナルコス:メキシコ シーズン1では重要な役どころですので、マイケル・ペーニャの演技に期待です。

Isabella Bautista / テレサ・ルイズ


Isabella Bautistaを演じるのが、メキシコの女優「テレサ・ルイズ(Teresa Ruiz)」さん。

美人な方ですが、どういった役どころかは不明ですね。誰かの妻役でしょうか。
美貌を活かした、情報屋といった役どころです。

メキシコ映画ではいくつか主演作品がありますが、日本で見られるのは「ボーダータウン 報道されない殺人者」くらいでしょうか。
ジェニファー・ロペス主演の映画です。

ドン・ネト / ホアキン・コシオ

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By ProtoplasmaKidOwn work, CC BY-SA 4.0, Link

前述でも説明した、1980年代メキシコの麻薬ビジネスで大物の一人と数えられる、ドン・ネトこと「エルネスト・フォンセカ・カリージョ」を演じるのが、メキシコの俳優「ホアキン・コシオ(Joaquín Cosio)」さん。

ナルコス:メキシコ シーズン1ではそんなに登場機会が無いようですが
メキシコの麻薬ビジネス界ではマストな人物の一人です。
(2018/11/22追記:意外と登場機会ありましたね!失礼しました!)

主な出演作には2008年「007 慰めの報酬」、2013年「ローン・レンジャー」など。

エル・チャポ / アレハンドロ・エッダ


エル・チャポこと「ホアキン・グスマン」を演じるのが、メキシコ生まれでアメリカの俳優「アレハンドロ・エッダ(Alejandro Edda)」さん。

2017年に出演した「バリー・シール/アメリカをはめた男」では、メデジン・カルテルのホルヘ・オチョア役も演じられています。

調べによると、エル・チャポはナルコス:メキシコ シーズン1で1エピソードにしか登場しないようですが
ナルコス:メキシコ シーズン1が成功に終われば「ナルコス:メキシコ シーズン2」での登場も見えてくるでしょうか。

それともすでに「ナルコス:メキシコ シーズン2」を見越してのキャスティングでしょうか。

いずれにしても、メキシコの麻薬戦争にエル・チャポの存在は欠かせません。

ナルコス:メキシコ シーズン1から要チェックのキャラクターです。
もしかすると「ナルコス:メキシコ シーズン2」では主役も?

さいごに

ナルコスのナルコス:メキシコ シーズン1配信は11月16日(予定)。
(2018/11/22追記:Netflixで配信中!)

それまでは少し時間がありますので、
ナルコスのシーズン1〜3を見返す時間もありますし、エル・チャポを新たに見始める余裕もありますので、ぜひ一度見てみてください!

内容的にはナルコスのほうが断然面白いですが、エル・チャポもなかなかおもしろいですよ!

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